13ワード目『住み慣れた(気がしてた)街』
今の家に越して4年近く経つ。
最寄駅だと思っていたところが、実は隣駅の方が近いと気付いたのは住んで1年以上経ってからだった。
それからたまに飲みに行くようになる。最近1人飲みはしなくなったが、元々生粋のソロプレイヤーゆえ、カウンターでよく絡まれたり、他が従業員に絡んでるのを確認してからこちらから仕掛けたり。この街はいまだにタバコが吸える居酒屋が多くて助かる。赤星の瓶ビールを扱ってるところも多いから逆に困る(悦)。
最近知ったが意外と雑貨屋も多いらしい。まぁまぁ値を張るアンティーク家具を眺める。紙のお香なるものを試しに買ってみる。
古本屋の雰囲気を楽しむ。すぐにトイレに行きたくなって探す。
最近は近所のパン屋にハマっている。すげー美味い。全部美味い。毎月その店に通う為に家計簿で予算を立てるか悩むレベルで美味い。
すぐそばにコンビニ!ってほど近くはないが、1番近いコンビニがミニストップなのが地味に嬉しかったりする。特に理由はないが何故か嬉しい。
最近できたらしいたこ焼き屋で昨日初めて買ってみた。出汁系のたこ焼きですごい良かった。THE BLUE HERBのポスターが貼ってあった。
ちょっとした商店街もある。肉屋とか花屋とか。すっぽんの店もあった。結局サイゼで間違い探しをする。
そういえば、これも先日の話しだが、ちょっと歩いたところにワークマンがあった。謎の安堵感に包まれる。とりあえずアロンアルファを買った。
気になってる長崎ちゃんぽんのお店、行こうと思う度にやっていない。そういう一面もこの街にはある。
4年という月日は、慣れるのにじゅうぶんな時間だとは思う。でも歩くたびに知らない事だらけの感覚になる。新しい店もノーマークだった店も、きっとまだまだあると思う。
最近スーモで物件を見たりしてるが、非常に離れるには惜しいとも思えてしまうからめんどくさい。
次は別の古本屋に行こうと思う。あの雰囲気、多分昔のゲーム攻略本とか置いてそうな予感がする。
居酒屋も開拓したいし久々に行きたいところもある。結局牡蠣選びそうな気もしてるが。
休みは布団から出ないスタイルの俺様を、ここまで引きずり出すとは。舐めてたぜ。
もう少しだけやっかいになります。どうかこのまま、ずっと慣れない街であってくれ。