15ワード目『東京』

上京、なんて立派なものではないが、なんだかんだで7年経った。

ずいぶんとダラダラ歩んだものだ。ただ、その話がしたいわけではないので、それはまた今度。

 


今回、このタイトルにした目的としては、「"東京"という曲名がついたもの間違いなく名曲説」について検証したいからだ。

 


そういえば昔、吉祥寺歩いてたら水ダウのスタッフに声かけられて「髪の長い男性を探してまして、お兄さんのよかったら測らせてください!」ってことがあったな。上には上がいすぎてO.A.は無理だったが。どうでもいいな。

 

話を本題に戻して、自分がぱっと思いつく限りをざっくり挙げていく。

 


くるり/東京】

1998年、くるりのデビューシングル。東京に出てからの感じる事、または鈍くなった事。今の中途半端さはこんな感じだよって、理想と違って今の東京での暮らしはこんなもんだよ、でも結構真面目に頑張ってるよってのがさらけでてて凄く良い。帰宅途中が1番ベスト。

 


【GEZAN/東京】

くるりの歌とはかなり対照的なものだ。国を憂いた、この先の未来を案じ、そして容赦なく吐き捨てる。しっかり表現者の個性を出し惜しみなく伝え、発信。

 


【MONO NO AWARE/東京】

彼らの東京もこれまた一線を介している思う。

というのもメンバーの出身地が八丈島出身であり、「東京都民であり田舎」産まれの彼らならではの東京目線というのが面白い。

 


【PEOPLE 1/東京】

"不思議な気分だな  消えない街の明かりがこんなにも惨めにかせるのか"に全てが詰まっている気がした。

 


【きのこ帝国/東京】

個人的キングオブ東京ソング。日常生活がこんなにセンチメンタルに、エモーショナルに、またはその両方のブレンド具合にやられた。控えめに言って最高。

 


今回は、「東京」という2文字のみのタイトルに絞ったが、「TOKYO」「東京の〜」みたいな曲がもっとたくさんあり、そのどれもが結構良かったりする。

 


これは推測だが、東京をテーマに歌を作るとなると

 

・作りやすい(実体験ネタが使える、理想と現実的なうたが作りやすい)

・等身大になりがちなので本来のそのアーティスト自身の温度感で歌える→違和感がないので、そのアーティストにとっての代表作になりやすい

 

といったメリットが生まれるのでは?とブログを書くにいたって感じたところだ。

 


さて、私は一体東京をテーマにしたらどんな歌ができるのだろう?

実はすでに構想はあったりなかったり。やっぱりリアルな感情が1番詰め込みやすい。

だいぶ恥ずかしいので実際に完成するのはまだ遠い未来な気がする。もっと堂々とできるようになったらね。

 


以上、今週の岩下でした。

 


P.S.余談だが、東京をテーマとして私が1番好きな曲はグッナイ小形の「きみは、ぼくの東京だった」です。マジで泣ける。